ゲームシステムには、前作『白詰草話』で大反響を巻き起こした 「フローティング・フレーム・ディレクター(略称FFD)」システムを採用。 旧来のアドベンチャータイプやノベルタイプのゲームとまったく異なるその演出方式は「動く漫画」と評されています。しかしそれはFFDシステムの一つの側面を表しているにすぎません。フローティング・フレーム・ディレクター… それはすなわち動きのあるフレーム(コマ絵)による流動的な演出です。 情景を一枚の絵と叙述的な文章で描写しなければならないという 既成概念はこのゲームシステムには当てはまりません。 ゲーム中に登場するコマ絵の枚数は実に数千枚。時にはゆったりと流れ、時は軽やかに踊り、時には激しく飛び交う… 交錯する数多のコマ絵達によって、物語はさらに鮮烈にそして繊細に紡がれていきます。キャラクターのセリフは述べ100種類にも及ぶ吹き出しによって表現。テキストのタイピングアクションと相まって、あたかもキャラクターが話し掛けてくるかのような臨場感を醸し出します。 | ||
『Quartett!』の物語の舞台となるのは古い歴史を誇る音楽院です。それだけにゲーム中で使用される音楽のクオリティにも目が離せません。 | ||